セルロースファイバーに吸音・防音効果はある? 吸音性というもうひとつの性能

吸音性というもうひとつの性能

f0cb97590e26ed28288b3713b0d1a90f
セルロースファイバーには、音を吸収する「吸音性」があります。 

 壁や天井などに隙間なく充填されたセルロースファイバーは、繊維の間にある多くの空気層によって音のエネルギーを吸収します。 
ただし、建物の防音・遮音性能は断熱材だけで決まるものではなく、壁の構成や石膏ボード、開口部などによっても変わります。

セルロースファイバーの吸音性能は?

吸音性グラフ
セルロースファイバーと2種類のグラスウールについて、吸音性能を比較した試験結果です。 

 試験では、周波数によって違いはあるものの、セルロースファイバーの高い吸音性が確認されています。 

 吸音性能は、材料や密度、厚さ、施工状態などによって異なるため、実際の建物の遮音性能とは分けて考える必要があります。

吸音と遮音の違いは?

吸音と遮音は、音に対する働きが異なります。 

 吸音は、材料が音のエネルギーを吸収し、音の反射を抑えることです。

 遮音は、壁などを通して音が反対側へ伝わるのを抑えることです。 

 セルロースファイバーは吸音性を持ちますが、住宅の遮音性能はセルロースファイバーだけではなく、壁の構成や面材などを含めた組み合わせによって決まります。

セルロースファイバーを充填した壁の遮音性能は?

syaon
デコスでは、デコスファイバーを充填した壁と、現場発泡ウレタンを充填した壁の遮音性能比較試験を行っています。

①外側に構造用MDF+デコスファイバー充填+石膏ボード12.5㎜
②外側に構造用MDF+現場発泡ウレタン充填+石膏ボード12.5㎜
③外側に構造用MDF+現場発泡ウレタン充填+石膏ボード12.5㎜+石膏ボード9.5㎜

Rm値(住宅性能表示制度で示す空気音遮断性能平均値)試験を行いました。

遮音壁単体の遮音性能

遮音性能
この値は音響試験室で測定された遮音壁単体の遮音性能を表します。数値が高いほど遮音性能が高い事を示します。

デコスファイバー+石膏ボードの遮音性能

遮音性能
この試験では、デコスファイバー+石膏ボード12.5mmの仕様が、現場発泡ウレタン+石膏ボード2重貼りの仕様を上回る遮音性能を示しました。

よくある質問

Q:セルロースファイバーに吸音効果はある?
A:はい。セルロースファイバーには音のエネルギーを吸収する吸音性があります。
繊維の間にある多くの空気層が、音のエネルギーを吸収します。 

Q:セルロースファイバーに防音効果はある?
 A:セルロースファイバーの吸音性は、壁などの遮音性能を高めるうえで役立ちます。
ただし、住宅の防音・遮音性能は断熱材だけで決まるものではなく、壁の構成や面材、窓などによっても変わります。 

Q:吸音と遮音は何が違う? 
A:吸音は音のエネルギーを吸収して反射を抑えること、遮音は音が壁などを通って反対側へ伝わるのを抑えることです。 

Q:セルロースファイバーとグラスウールでは吸音性が違う? 
A:デコスが掲載している比較試験では、周波数によって違いはありますが、セルロースファイバーの高い吸音性が確認されています。