夏の住まいの心地よさを考えるとき、断熱材の「熱伝導率」だけを見ればよいのでしょうか。
断熱材の熱伝導率は、建物の断熱性能を計算するうえで重要な物性値です。
しかし、夏の屋根や外壁は強い日射を受け、長時間にわたって高温になります。また、高温多湿な日本の夏では、温度だけでなく湿度も体感に大きく影響します。
そのため、夏の心地よさを考えるには、熱の通しにくさだけでなく、断熱材がどれだけ熱を蓄えられるか、温度変化が材料内部へどのように広がるか、湿気に対してどのような性質を持つかという視点も重要です。
セルロースファイバー断熱材「デコスファイバー」には、こうした夏の住環境を考えるうえで重要な、容積比熱・温度拡散率・調湿性という特性があります。
そして、その素材の特性を活かすためには、適切な断熱厚さ、気密、透湿性、通気などを考えた設計・施工が欠かせません。
実際にデコスを採用した住宅では、住まい手から「デコスの家は何か違う」といった声をいただくことがあります。特に梅雨から夏にかけては、住まい手だけでなく、建築中の大工や電気、屋根工事などの職人からも、室内環境の違いについて声が寄せられます。
では、なぜデコスは「夏にも強い」と考えられるのでしょうか。
私たちは、その理由を「夏デコス」と呼び、次の3つの視点から考えています。
① 素材の持つ特性
② 素材を活かす設計・施工
③ 調湿性が支える夏の心地よさ
この3つから、「夏デコス」の理由を詳しく見ていきます。

























