セルロースファイバーは夏にも強い? 夏に強い断熱材、デコス

summer_02

セルロースファイバーは夏にも強い?

セルロースファイバーは、夏の暑さ対策を考えるうえでも特徴のある断熱材です。 

断熱材の性能は熱伝導率だけでは決まりません。
夏の住環境を考える場合は、熱を蓄える「蓄熱性(容積比熱)」、熱の伝わる速さを示す「温度拡散率」、湿度変化をやわらげる「調湿性」なども重要です。 
デコスファイバーは木質繊維系のセルロースファイバー断熱材で、これらの素材特性に加え、適切な設計・施工を組み合わせることで、夏の室内環境改善に役立ちます。

セルロースファイバーが夏に強い3つの理由

セルロースファイバーが夏の暑さ対策に役立つ理由は、熱伝導率だけではなく、蓄熱性(容積比熱)・温度拡散率・調湿性という素材特性にあります。 

 ① 蓄熱性(容積比熱)が高い 
セルロースファイバーは、熱を蓄える性質を持っています。 
容積比熱が大きい材料ほど、同じ体積でより多くの熱を蓄えることができます。
そのため、日射によって屋根や外壁が熱せられても、熱がすぐに室内側へ伝わるのをやわらげる方向に働きます。 

 ② 温度拡散率が小さい 
温度拡散率とは、材料の中を温度変化が伝わる速さを表す指標です。 
セルロースファイバーは、熱伝導率と容積比熱の組み合わせにより温度拡散率が小さく、外側の温度変化が室内側へ伝わるスピードを遅らせる特性があります。 

 ③ 調湿性がある 
セルロースファイバーには、木質繊維由来の調湿性があります。 
周囲の湿度に応じて水蒸気を吸ったり吐いたりすることで、湿度変化をやわらげます。
夏の快適性は温度だけでなく湿度にも左右されるため、調湿性も夏の室内環境を考えるうえで重要な特性です。 

「夏、デコスは何か違う」という声

summer_01
「夏、デコスは何か違う」
「帰ってきて玄関を開けてもムッとしない」
「空気がさわやか」
「小屋裏の暑さが違う」……

これらは、デコスを採用いただいた工務店や住まい手から寄せられた声です。

デコスファイバーは、木質繊維系のセルロースファイバー断熱材です。夏・冬を通じて、室内の温熱環境改善に役立ちます。

なかでも、デコスでは「夏の心地よさ」に関する声が多く寄せられています。

なぜ、夏の心地よさに違いが生まれるのか。

ここからは、蓄熱性(容積比熱)・温度拡散率・調湿性などの視点から、そのメカニズムを実験データとともに詳しく見ていきます。

夏の断熱性能は熱伝導率だけで決まる?

夏の住環境を考える場合、熱伝導率だけで断熱材の特性をすべて評価することはできません。


熱伝導率は、材料の「熱の伝わりやすさ」を示す重要な指標です。しかし夏の住宅では、強い日射によって屋根や外壁が長時間熱せられ、時間とともに熱が室内側へ伝わっていきます。

そのため、夏の熱の伝わり方を考えるには、熱伝導率に加えて、どれだけ熱を蓄えられるかを示す「容積比熱(蓄熱性)」と、温度変化がどのくらいの速さで伝わるかを示す「温度拡散率」も重要です。

つまり、夏の断熱性能を考えるときは、「熱を伝えにくいか」だけでなく、「熱をどれだけ蓄えられるか」「温度変化がどのくらいの速さで伝わるか」という視点も重要です。

summer_navi_1
summer_navi_2
summer_page

  •  ・ 「おいしい料理」と「いい家」
  •  ・ 違うのは厚さだけ
  •  ・ 断熱と気密は別
  •  ・ 【コラム】 気密は0ではない
  •  ・ 断熱性能=モノ×腕
  •  ・ 断熱は施工が命
  •  ・ 断熱設計、3つの基本性能
  •  ・ 住宅事業者の重点的取組事項と一般消費者が重視するポイント
  •  ・ 【コラム】 壁の中の燃料
  •  ・ デコス=長期断熱性能+付加価値
  •  ・ 長持ちする家、しない家
  •  ・ 【コラム】 木が腐る
  •  ・ 住まい手が健康になる家
summer_page

  •  ・ 地球温暖化と在宅勤務
  •  ・ 夏デコス、何が違う?
  •  ・ ① 素材の持つ特性
  •  ・ 調湿って何?
  •  ・ 【コラム】 例:濡れた靴を早く乾かす方法
  •  ・ 調湿のメカニズム
  •  ・ 【コラム】 木の構成成分
  •  ・ 【コラム】 水素結合
  •  ・ 【コラム】 自由水と結合水
  •  ・ 【コラム】 吸湿簡易実験
  •  ・ IBPに学ぶ調湿性
  •  ・ 容積比熱
  •  ・ 容積比熱比較
  •  ・ 【コラム】 Q:熱が入ったら冷めにくい?
  •  ・ 温度拡散率=熱伝導率/容積比熱
  •  ・ 温度拡散率比較
  •  ・ 温度拡散率比較イメージ
  •  ・ 温度拡散率比較可視化実験
  •  ・ ② 素材を活かすノウハウ
  •  ・ 夏デコス、屋根のメカニズム
  •  ・ 【コラム】 屋根モデル簡易実験
  •  ・ 透湿性を活かす屋根のつくり方
  •  ・ 【事例】 透湿性を活かす屋根のつくり方
  •  ・ ③ 湿度が下がる心地よさ
  •  ・ 不快指数
  •  ・ 湿度による体感の違い
  •  ・ 【コラム】 相対湿度と微生物の相関
  •  ・ 【エピソード】 熊本木造応急仮設住宅
  •  ・ 体感ハウス3.0
  •  ・ 夏デコス、結論
summer_navi_3a
summer_navi_4
summer_page

  •  ・ 結露とは?
  •  ・ 【コラム】 ナミダタケ事件
  •  ・ 【コラム】 デコスを使えば結露しない?
  •  ・ クルマに学ぶ結露対策
  •  ・ 【コラム】 デコスが結露やカビに強い理由
  •  ・ 内部結露
  •  ・ 防湿層の設置
  •  ・ 防湿層の省略
  •  ・ 通気層の設置
  •  ・ 内部結露計算とは?
  •  ・ 【コラム】 デコスが内部結露計算を行う理由
  •  ・ 【コラム】 内部結露計算は万能ではない
  •  ・ 【コラム】 10℃70%のエビデンス
  •  ・ 【追記】 令和4年10月1日内部結露計算ルール変更
  •  ・ 夏型結露
  •  ・ 結露対策まとめ
  •  ・ 住まい方の手引き「結露防止の4原則」

  •  ・ WUFIとは?
  •  ・ 壁シミュレーション結果
  •  ・ 屋根シミュレーション結果
  •  ・ 通気層換気回数
  •  ・ 【コラム】 WUFIはツール、ルールではない
summer_navi_52
summer_navi_6
summer_page

  •  ・ 体感ハウス3.0概要
  •  ・ 内部結露計算
  •  ・ WUFIシミュレーション
  •  ・ メイキング
  •  ・ スポンサー紹介
  •  ・ 工場見学募集中

よくある質問

セルロースファイバーは夏にも強い?

セルロースファイバーは、夏の暑さ対策を考えるうえでも特徴のある断熱材です。

熱伝導率だけでなく、蓄熱性(容積比熱)・温度拡散率・調湿性といった特性が、夏の室内環境改善に役立ちます。


夏の断熱性能は熱伝導率だけで決まる?

熱伝導率は重要な指標ですが、それだけで断熱材の特性をすべて評価することはできません。

夏の熱の伝わり方を考えるには、容積比熱や温度拡散率も重要です。


容積比熱とは?

容積比熱とは、材料が単位体積あたりにどれだけの熱を蓄えられるかを示す指標です。

容積比熱が大きいほど、同じ体積でより多くの熱を蓄えることができます。


温度拡散率とは?

温度拡散率とは、材料の中を温度変化が伝わる速さを表す指標です。

「熱伝導率÷容積比熱」で求められ、値が小さいほど温度変化が内部へ伝わるスピードが遅くなります。


セルロースファイバーは夏の屋根断熱にも向いている?

セルロースファイバーは、蓄熱性や温度拡散率などの特性から、夏の屋根からの熱の伝わり方を考えるうえでも特徴があります。

ただし、実際の室内環境は、断熱厚さ・施工状態・通気層・屋根構成・日射条件などにも左右されます。

ページTOPへ