【お知らせ】令和8年熊本地震、木造応急仮設住宅326戸を全国ネットワークで支援

令和8年熊本地震木造応急仮設住宅

株式会社デコスは、令和8年熊本地震を受けて熊本県内で建設が進められている木造応急仮設住宅に、新聞紙を主原料とするセルロースファイバー断熱材「デコスファイバー」を供給し、断熱施工まで一貫して行っています。

2026年9月4日時点で、全国木造建設事業協会(全木協)が宇城市、美里町、八代市に建設する13団地・326戸すべてへの採用が決定しています。このうち先行する宇城市の当尾仮設団地、小川仮設団地、豊野仮設団地の3団地・14棟・50戸について断熱施工を完了しました。屋根には125mm、壁には105mmの厚さで施工しています。

支援の特徴は、断熱材という「物資」の提供だけでなく、専門技術者による施工まで含めて被災地へ届けていることです。断熱施工はデコス工事部に加え、全国各地の「デコスドライ工法」施工代理店から施工応援を受けて実施しています。被災地域だけでは確保しにくい施工力を全国のネットワークで補い、短期間に多数建設される応急仮設住宅の断熱施工を支えています。

デコスファイバーは断熱性に加えて調湿性や防音性などの特長を備えており、夏の暑さや冬の寒さをやわらげるとともに、湿気や生活音にも配慮し、応急仮設住宅で暮らす方々の快適性やプライバシーの確保を断熱施工の面から支えています。

先行50戸に続き、残る276戸についても各団地の建設工程に合わせて順次施工を進める予定です。326戸すべてへの施工が完了すると、デコスファイバーの木造応急仮設住宅への累計施工実績は2,130戸となる見込みです。
【施工応援】愛媛県三王ハウジング・矢部さん

最大の工夫は、「施工応援」。
被災地へ断熱材だけでなく「施工力」まで届ける仕組みです。

デコスは平時から全国に「デコスドライ工法」の施工代理店ネットワークを構築し、専門技術者による責任施工を行っています。災害時には、被災地域だけでは不足する施工人員を全国の施工代理店から応援派遣し、短期間に多数建設される木造応急仮設住宅の施工に対応しています。今回の熊本地震でも、デコス工事部に加え、全国各地の施工代理店から施工応援を得て工事を進めています。

この体制の原点となった2016年熊本地震では、563戸の施工に対応するため、全国の施工代理店が熊本へ応援に入り、関東工場からも材料をJR貨物で輸送するなど、製造・物流・施工を連携させて対応しました。

大規模災害では、工期だけでなく施工品質の確保も重要です。そのため、平時から同じ施工方法・品質基準を共有するネットワークを維持し、災害時に迅速に応援体制へ切り替えられるようにしています。
【施工応援】全国からデコスドライ工法施工代理店が駆け付け、断熱施工
【施工応援】香川県香川デコス・藤澤さん
奥:2016年熊本地震 中:2025年熊本水害 手前:2026年熊本地震

奥:2016年熊本地震(公営住宅へ転用) 中:2025年熊本水害 手前:2026年熊本地震

全木協が建設する木造応急仮設住宅は、恒久利用を前提に建てられ、仮設住宅として使用した後も公営住宅に転用、利活用されています。
【施工応援】シート張り

デコスでは、令和8年熊本地震で採用が決定している13団地・326戸について、先行して施工を完了した50戸に続き、残る276戸の断熱施工を各団地の建設工程に合わせて着実に進めていきます。

そのうえで今後も、大規模災害時に必要な断熱材と施工技術者を迅速に被災地へ届けられるよう、全国のデコスドライ工法施工代理店との連携をさらに強化していきます。平時から施工技術や品質基準を共有し、非常時に円滑に応援体制へ移行できる仕組みを維持・強化していく考えです。

また、被災直後の住宅供給だけでなく、その後の生活再建や地域復興まで見据えた支援を続けていきます。2016年熊本地震で建設された木造応急仮設住宅のように、仮設住宅としての役割を終えた後も公営住宅などとして長く活用される住まいを、断熱施工の面から支えていきたいと考えています。

災害が起きてから体制をつくるのではなく、平時から備えておく。
今後も全国の施工ネットワークを生かし、被災された方々の生活再建と、その後も地域に残る住まいづくりに貢献していきます。