1.30年の歩み(History)

イントロダクション


デコスの30年は、断熱材の常識を現場から書き換えてきた歴史です。                            創業当初の試行錯誤、技術確立への挑戦、普及への壁──数えきれない現場での経験と改善の積み重ねが、現在のデコスを形づくってきました。                                                           本ページでは、「何が起き、何を乗り越えてきたのか」という事実と転機に焦点を当てて紹介します。

1-1|創業期:道なき道を切り拓いた時代(1996〜2000年代前半)

2005年山口工場稼働

海外製ラインとの格闘から始まった製造

製造設備はフィンランドから一式導入されました。表示やマニュアルは英語・フィンランド語のみ。            稼働は不安定で、数十分単位で停止する設備と向き合う日々が続きました。                         安定稼働の条件を一つずつ洗い出し、現場で検証を重ねることから、デコスのものづくりは始まっています。

原料となる新聞紙は、同じ種類でも成分比率が異なり、品質に影響することが判明しました。              そこで原料仕様の標準化を進め、品質安定化の基盤を構築。                                   さらに、圧縮原紙を手作業で剥がしていた工程を改善するため、古紙投入装置を独自開発。               生産性と品質の両立が可能になりました。

普及ゼロからの全国行脚

創業当初、施工代理店はゼロ。                                                     「手間がかかる工法は広がらない」と言われながらも、説明と実演を重ね、理解者を一社ずつ増やしていきました。

この時期に積み重ねた現場経験が、後の品質基準づくりへとつながっていきます。

1-2|普及期:転機となった“つながり”の広がり(2000年代後半〜2010年代)

環境配慮型住宅への関心の高まり、自然素材志向の広がり、高性能住宅の普及を背景に、「他社にはない断熱材」「説明できる断熱材」を求める工務店・設計者からの採用が拡大しました。                                               デコスは、住宅性能を体感で語れる断熱材として、全国へと広がっていきます。

くまもとの力

2016年 熊本地震という転機

2016年、木造応急仮設住宅563戸に採用され、全国から集まった大工・職人が現場でデコスの性能を体感しました。                                                                        この経験は、断熱材としての信頼を一気に広げる転機となり、その後の普及を大きく後押ししました。

1-3|発展期:体制の整備と品質の定着(2010年代〜2020年代)

JCA日本セルロースファイバー断熱施工協会
JCA 日本セルロースファイバー断熱施工協会を中心に、研修・資格制度・現場確認体制が整備され、品質が個人の技量に依存しない、組織的に支えられる段階へと進化しました。
現在、全国56社へと広がった施工代理店ネットワークにより、地域ごとの普及と施工品質の均一化が進みました。 

JCA日本セルロースファイバー断熱施工協会

1-4|30周年を迎えて(2026)

原料・設備・技術・施工──そのすべてを現場で磨き続けてきた30年。                            その積み重ねが、デコスを「選ばれる断熱材」へと押し上げました。                               本ページでは歩みの事実に焦点を当てて紹介しました。                                      理念・技術・環境価値・社会的役割・未来像については、以降の各ページで詳しく紹介します。

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