そーれはんのう

四国巡業

2024年3月4日|カテゴリー「そーれはんのう
スマガツオ@高知

2/21高知~22高松にて、よくある質問に学ぶ「気密・断熱・劣化対策セミナー2024」を開催。

講師は、日本住環境釣本さん・デコス田所・日本ボレイト浅葉さん。

久々のコラボでリアルセミナーでした。

画像は、「スマガツオ@高知」初!

激ウマ!!
よくある質問に学ぶ「気密・断熱・劣化対策セミナー2024」チラシ

よくある質問に学ぶ「気密・断熱・劣化対策セミナー2024」チラシ
高知・プラスワークス竹内さん

高知場所主催者:プラスワークス竹内さん
香川デコス宮野さん

高松場所主催者:香川デコス宮野さん
日本住環境釣本さん

気密編担当:日本住環境釣本さん
日本ボレイト浅葉さん

劣化対策編担当:日本ボレイト浅葉さん
デコス田所

断熱編担当:デコス田所
チャンバラ

画像は、「チャンバラ」初!

激ウマ!!

高知場所:7社19名

高松場所:22社36名

活発な名刺交換と質問があり、会話がはずみました。

ご参加いただいた皆さん、高知場所・プラスワークス竹内さん、高松場所・香川デコス宮野さん、講師各位どうもアリがとうございました。

やはり、リアルはよい(笑

またやりましょう、ぜひ!!!

(田所憲一)


セルロースファイバー断熱材「デコスファイバー」+断熱欠損の生じない乾式吹込み工法「デコスドライ工法」
工場見学はこちら
閉店@高松空港

P.S.

羽田強風につき機材到着遅れ40分。

高松空港みやげもの屋、客を残してぜんぶ閉店...

IBECsセミナー登壇‼③

2024年2月6日|カテゴリー「そーれはんのう
IBECsセミナー第3回

IBECsセミナーのつづき その③「緊張のわけ」

ふだん、セミナー講師で緊張することがほとんどないその男。

ZOOMでの登壇となれば、なおさら。

399人だろうが607人だろうが関係ない、1人でしゃべるだけの「独演会」である。

がしかし、今回は違う。

何が違うかというと、IBECsセミナー事務局からのメールにはこう書かれていたからで・・・

【進め方】 各回 合計:120分を想定:各社説明25分×3社+「質疑応答:45分」

・・・

「ん ‼ 質疑応答:45分」⁉

45分といえば、小学校の授業1時間分。

45÷3社=15分‼

それでも15分‼

「長っ」

「これは付け焼刃で対応出来るレベルではないっ(汗」

即座にそう判断したその男は、昔の記憶をたどるべくいろんなCFP関連資料の発掘作業にいそしむ。

想定される質問に対する回答やそのエビデンス資料集めなど、もはや13年前となった資料をあっちゃこっちゃのデータベースから掘り起こし、内容を確認し記憶を呼び戻すというある意味リハビリのような数ヵ月。

「あー、あったあったあんなこと、こんなこと」

「めっちゃ苦労したことよなあ」

「てか、どうか、細かい重箱の隅をつつくような質問が来ませんように‼ (祈」

こうして人知れず努力しても消えない大いなる不安を抱え、顔が引き攣り泣きそうになりながら、講演当日を迎えたのであった(笑

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【質疑応答】17:15~18:00(45分)⇒ 実際は17:25~18:00(35分)



質問1:リサイクル工程でLCA評価に勘案した(評価に用いた)項目について教えて欲しい。


田所:当てはまる項目がない。


新聞紙をリサイクルしたということで、その部分をどうやって換算するのかという質問はよくいただく。


原材料調達するところからになるので、弊社の製品に算定上勘案していない。


原材料は購入しているがLCAなど計算はしていない。



質問2:ガラス繊維協会のHPに新聞古紙を再生利用したセルローズファイバーは自然に優しいイメージがあるが、管理型廃棄物に分類される。


管理型処分場では、埋立地から出る浸出液による地下水や公共水域の汚染を防止するための設備が必要となるとあるが、このあたりも計算にいれるとどうなるのか。


またこれをクリアーするアイデアはあるか。


算定にいれなくて良いルールはルールで、実際入れて計算するとどうなるのか。


田所:たしかに管理型廃棄物に分類される。


セルロースファイバーは難燃処理されており、燃やしずらい材料だ。


高温炉であれば燃やせる扱いになるが、通常管理型になる(自治体による)。


管理型になる理由は原材料にホウ酸が含まれており、水溶性なので、それが土に溶け出し土壌汚染につながる懸念があるため。


微量であれば問題ないが大量になると問題になるので、管理型という扱いになる。


汚染を防止する設備となると我々のCFP、エコリーフからの範疇から外れる。


廃棄リサイクルの段階で処分したらおしまいになる。


質問に書かれている内容はその後の工程で、引き渡した後なので我々は算定できない。


これをクリアする方法があるかはわからない。


算定に入れるルールは自分たちで決めるルールなので、全部計算して最終材までやってもいいし、我々のように中間材の扱いで終わってもよい。


各社の考え方による。


現行は2段階、製造と施工の部分しか計算してなくて7.1KgというCFPの数値となっている。


改訂前の数値は、最終材として廃棄リサイクル段階まで計算しており、その当時の数値は10㎏となっていた。


ざくっと、3㎏位増える。


それも使用維持管理を含めての話しになるので、廃棄リサイクルでプラスになる部分では詳細計算すると1.3㎏位だった。


すべてエビデンスをとっているので、計算できるが、そこまでする必要があるかどうかということで判断している。

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(司会丹羽)時間になったので、最後に3人の登壇者の方に LCAの知見を深めるため自力でEPD取得したいが、申請書が難しく、ハードルが高く感じており、わからない事などあった場合にどのように解決していったか、また、海外でのLEED認証やEPDを取得するメリットや取らないことのデメリットをご教示いただきたい。

・・・

田所:申請書のハードルについては、「何がわからないのかがわからない」という段階だと思うので、事前にSuMPOに質問する項目を文書でまとめておいた方がよい。
私も、「文書で説明できないことは口頭でも説明できない」と考え取り組んだ。
事前に相談したいというと、勉強会やワークショップのようなご案内がくるかもしれないので、それらを活用してアドバイスをいただくとよい。
わからないことは整理して相談するのがよい。
海外については、弊社は国内でしか事業を行っていないのでわからないが、LEEDもアメリカの制度なので海外に進出するのであれば取得していく方がよいと考える。
取得したらPRを積極的に行うべきだと思う。
知ってもらうことで採用機会につながると思う。
取らないデメリットは、「競合他社が取得するかもしれない」ということだ。

(キマった ‼ (爆)

・・・

(司会丹羽)それでは本日はみなさんありがとうございました。
本日で第2期の連続講座は終了となりますが、5月中旬にゼロカーボン推進会議の成果報告シンポジウム、それ以降も算定ツールに関するセミナーなど予定されていますので引き続きよろしくお願いします。
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(ふー、セーフ。

あぶないあぶない。

おしまいおしまい。

おつかれしたー)

よかった‼

自分への質問が思いの他少なかった(爆

【考察】Q:なぜ質問が少なかったのか?

A1:想定される質問を講演内容に組み込んだため
A2:EPD取得検討のフェノールフォーム協会は事前にATGREEN冨永さんを入れての事前打合せ、質疑応答を行っていたため
A3:他の参加断熱材関係者は、PCR策定やCFP算定、申請書作成など具体的な検討や作業前なので質問する内容が思いつかない・わからないため

こんな感じだったと推察。

ヒアリング、エビデンス発掘、ppt制作、SuMPO壁谷さんへのヒアリング、ATGREEN冨永さんへの相談、講演リハタイムアタック×3本、質疑応答想定問答など、さまざまな事前準備を経てのドタバタIBECsセミナーは幕を閉じた。

P.S.その緊張からの開放でか、事務所が過乾燥だったからか、大仕事を立て続けに終えたからか、喉が痛く・両手指先3本しびれと冷え・全身悪寒・頭痛少々・微熱でその日の夜からダウン、36時間寝て復活することとなった。

健康第一

(たどころけんいち)

CFPからエコリーフへ
デコスファイバーEPDはこちら

IBECsセミナー登壇‼②

2024年2月6日|カテゴリー「そーれはんのう
【240131】デコス田所③_ページ_01


IBECsセミナー登壇‼ その②「講演pptダイジェスト版」


今回のブログは、講演当日使用のppt43枚より、悩みに悩んだ末の選りすぐりスライドBEST16からダイジェスト版でお届け。

【240131】デコス田所③_ページ_02

CFP(カーボンフットプリント)取得のきっかけ
【240131】デコス田所③_ページ_03

デコスはCFP(カーボンフットプリント)からEPDの取組みをスタート

報告の他社は、LEED認証の加点評価採用をねらってエコリーフからEPDを取得。

それに対してデコスは、2011年当時エコリーフなど知らず、CFPが欲しくてCFPを取得。

実はコレ、今回のセミナーで気づいた大きな違い①

「国は2050年カーボン・ニュートラルを目指す方針」
 ↓
「そのためにはCFPが必要」
 ↓
「それを根拠にカーボン・オフセットして、カーボン・ニュートラルへ」という筋道。

IBECsからするとCFP重視だが、建材メーカーはLEED認証加点評価採用ねらいでエコリーフ重視というのが建材業界におけるEPDの実情。

まぁ、算定プログラムが改訂相乗りしたため、エコリーフを取得すれば自動的にCFPも取得出来るようになったからいいけれど。
【240131】デコス田所③_ページ_04

圧倒的に低い製造エネルギー

「圧倒的=桁違い」

この優位性は13年経った今も変わっていない。
【240131】デコス田所③_ページ_05

CFP取得への道

当時、CFPメルマガ見てたらCFP試行事業の公募開始の案内が。

「ん!なんか始まっちゃってるし。ヤバっ(汗汗」と直感的に思ったのがコトのはじまり。

当時CFPのしの字も知らず、「まぁ、よくやりました」と自分で自分をほめてあげたい(笑
【240131】デコス田所③_ページ_06

名刺

今回の講演最大の見せ所がこの名刺(爆

実はこのスライド、EPD(CFP、エコリーフ)に興味がある人たち607人へ名刺を配布したことに。

なぜなら、このスライドも配布資料(笑
【240131】デコス田所③_ページ_07

カーボン・オフセット

デコスは、CFPでCO2の「見える化」を行った後、経産省施策「CFPを用いたカーボン・オフセット試行事業」で「減らす化」「広げる化」まで展開済。

実はコレ、今回のセミナーで気づいた大きな違い②

他社はエコリーフの取得がメインテーマであったが、カーボン・オフセットにまで言及したのはデコスだけ。
【240131】デコス田所③_ページ_08

環境系認証・受賞履歴

最近取ってないし(笑
【240131】デコス田所③_ページ_09

グリーン購入大賞 対象・経済産業大臣賞

この安成スマイルを出すべく、本人および事務局を説得するのに一苦労。

しかし、やはりこれにしてよかった。

今でもイカしてる(笑
【240131】デコス田所③_ページ_10

安成工務店の初期建設CO2の算定事例 断熱材のみ

事後アンケートで、「他社・他素材比較はやめるようにしたほうがよいと思います。」という大変興味深いコメントがあった。

たぶん、断熱材業界の方がデコスに向け言われたコメントだと思う。

例えるなら、「せんせー、デコスがあんなこと言ってまーす。アレはやめたほうがいいと思いまーす」て、言われた感じ。

そこで反論。

そもそも、「EPDは、国際標準化機構(ISO) 14025によって「同じ機能を果たす製品間の比較を可能にするために、製品のライフサイクルに関する環境情報を定量化する」タイプ III 宣言として定義されている。

ここから考えて、

「EPDは、そもそも比較するのが前提であること」
⇒PCRで算定ルールをつくり、ものさしを揃えた上で数値を公開する

「人は数字を見ると比較する習性がある」
⇒人は何かと比較しないとその価値がわからない
⇒単なる数値を見ても、「へー」「で?」となるだけ

「デコスは公的かつ客観的に優位性を公開PR」
⇒デコスCFP取得本来の目的

などが言える。

「比較されると不利だから言うな」と思うのであれば、そもそも御社はEPD取得・公開しなければ比較されないからよい話、というのも昔の話。

時代は変わった。

「みんなEPDを取って公開、普及展開しましょうセミナー」で人に指図する話ではないと強く違和感。

大丈夫、デコスが比較しなくても、EPDを取得したら御社ステークスホルダーみんなから聞かれます。

「コレって、デコスと比べてどうなの?」と。
【240131】デコス田所③

建築技術2024年1月号特別記事

ATGREEN冨永さん寄稿による「サステナビリティ領域の情報開示拡大の中で進む建材の環境宣言(EPD)の取組み」。

タイムリーな記事、お見事。
【240131】デコス田所③_ページ_12

Q&A

これからEPDに取り組もうとする企業からもっともよくある質問

まぁ例え話、「環境系」というマツコの知らない世界が存在しており、そこでは見えないCO2排出権売買など理解困難な市場が既にあり、そこで商売し暮らしている人たちがたくさんいる(笑

そういった人たちに向けてPRが可能になる「マーク」がEPD。
【240131】デコス田所③_ページ_13

激変‼ EPD、時代の変化

CFP取得から早13年、10年ひと昔というがふた昔、やっと陽の目を見た感じ。

でも、一気に潮目が変わるので、乗り遅れないよう、置いて行かれないよう気を付ける。
【240131】デコス田所③_ページ_14

イメージ「価値を伝え、評価を得る」

当時、時代の2歩先行くCFPの話は、これまでなかなか評価されないというか「わからない」「ピンとこない」ので伝わらなかった。

デコスEPDの評価されだしたのが、ホントここ数年。

その理由は、デコスが変わったのではなく、時代が変わったから。

このイメージ図は我ながら秀逸‼

断熱材メーカーなのに熱を伝える(笑
【240131】デコス田所③_ページ_15

考え方

何でも同じだが、大切なことは「人から言われてやるのではなく、自分からやること」。

EPDは取ったら商品が売れる魔法のマークではない。

単なるマーク。

そこに付加価値をつける活動がEPDマーケティング。
【240131】デコス田所③_ページ_16

おしまい

(たどころ けんいち) 建築技術風(笑

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IBECsセミナー登壇‼①

2024年2月6日|カテゴリー「そーれはんのう
IBECsセミナー

2024年1月31日、ゼロカーボンビル(LCCO2ネットゼロ)推進会議、(一社)住宅・建築SDGs推進センター(IBECs)主催セミナーに登壇しました。

セミナータイトルは、連続講座「ホールライフカーボン評価の基礎知識」第2期~建材・設備のカーボン表示の拡充促進に向けて~。

登壇は、その第3回仕上げ・断熱・設備関連のEPD⑧断熱材/吹込み用セルローズファイバーにて。

新聞紙をリサイクルしたセルロースファイバー断熱材「デコスファイバー」が、2011年建築用断熱材として日本ではじめてCFP(カーボンフットプリント)を取得した経緯、運用・メリット、建材業界でのEPD取得拡大に向けて講演しました。

・申込:607名

・視聴:399名

ちなみにEPDとは?

環境製品宣言(EPD)のこと。デコスだとCFPやエコリーフのこと。

「EPDは、国際標準化機構(ISO) 14025によって「同じ機能を果たす製品間の比較を可能にするために、製品のライフサイクルに関する環境情報を定量化する」タイプ III 宣言として定義されています。
EPD 方法論は、ISO シリーズ 14040 に準拠したライフ サイクル アセスメント(LCA) ツールに基づいています。

EPD は主に企業間取引を促進することを目的としていますが、商品やサービスを選択する際に環境を重視する消費者にとっても有益である可能性があります。

企業は持続可能性の目標を向上させ、環境への取り組みを顧客に示すために EPD を導入します。」

とウィキペディアは語る(笑
IBECsセミナーリハ

IBECsセミナーリハ状況
IBECsセミナー表紙

IBECsセミナー表紙
女優ライト

@デコス東京OFFICE Aスタジオ

女優ライト(笑
最後の最後に伊香賀先生

最後の最後に伊香賀先生

当日、急遽出張ということで司会進行を交代しましたが、最後に伊香賀先生も登場。

オファー~ヒアリング~講演まで4ヶ月、緊張しましたがとてもよい機会をいただいたと感謝しています。

IBECsセミナー関係者、セミナー参加者のみなさま、ありがとうございました。

普段めったに緊張しないその男が緊張したセミナー内容は・・・②へつづく(笑

(田所憲一)

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新建新聞社・三浦社長「工務店との未来について」対談取材

2024年2月5日|カテゴリー「そーれはんのう
新建新聞社・三浦社長vs安成

2024/1/31、新建新聞社・三浦社長がデコス関東工場へ

工場見学、その後、安成へ「工務店との未来について」対談取材を行いました。


テレビ東京「みどりをつなぐヒト」を見る一同」

テレビ東京「みどりをつなぐヒト」を見る一同

ちなみに、スクリーン内青ポロシャツ後ろ姿は、その男。

友情出演(笑
川東工場長による工場説明

川東工場長による工場説明
環境系ラベルの説明を聞く三浦社長

環境系ラベルの説明を聞く三浦社長
燃焼実験をFBネタに撮る三浦社長

燃焼実験をFBネタに撮る三浦社長
吸音比較実験を体感する三浦社長

吸音比較実験を体感する三浦社長
三浦社長2024/1/31FB

三浦社長2024/1/31FB
燃やしてみる

「燃やしてみる」

いいね!170

三浦社長より「販促につながるキーワードやヒント」をたくさんいただきました。

三浦社長、小柴さん、佐野さん、どうもありがとうございました。

記事は、新建ハウジングタブロイド版掲載予定です。

ぜひ、お楽しみに‼

(田所憲一)

三浦さんも体感‼
セルロースファイバー断熱材「デコスファイバー」+断熱欠損の生じない乾式吹込み工法「デコスドライ工法」
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