スタッフブログ

i-works定例会2日目

2022年8月4日|カテゴリー「そーれはんのう
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2022年7月26日、27日にi-works定例会@滋賀に参加しました。

i-worksとは、建築家伊礼智が考える誰もが心地よいと思える家づくりです。ちいさくてもゆたかに暮らすことのできる資産価値の高い住まいを提供していきます。

2日目は建物視察です。

まず初めに滋賀県近江八幡市にあるラコリーナ近江八幡を訪れました。
この建物は藤森照信さんが設計された建物です。平日でしたが夏休み期間中ということもあり家族連れの方もたくさんいて賑わってました。

この日もかなり暑かったですが緑がたくさんあり、施設内の随所に涼を感じるよう工夫を凝らしていると思いました。
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続いて、谷口工務店さんの本社におじゃましました。
こちらの建物は伊礼さんの設計です。仕事場も見学させていただきましたが設計される方にとって最高の環境だと実感しました。

本社社屋の完成後、さらにインテリアショップ、アウトドアショップ、ガーデンショップ、ヤギ小屋などが加わり、MOVスクエアという名称をつけ、大きな進化をとげています。
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最後に、谷口工務店さんの彦根モデルハウスにおじゃましました。こちらは伊礼さんが基本設計・監修をされ、実施設計を谷口工務店さんが担当されました。造園は荻野さんが担当されているということもあり、他のハウスメーカーのモデルハウスとまったくの別物だと感じました。

この2日間でi-worksメンバーとの交流や建物見学を通じてたくさんの気づきがあり、今後に活かしていこうと思いました。谷口工務店谷口社長、スタッフの皆様ありがとうございました。(石松孝浩)


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i-works定例会1日目

2022年8月2日|カテゴリー「そーれはんのう
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2022年7月26日、27日にi-works定例会@滋賀に参加しました。

i-worksとは、建築家伊礼智が考える誰もが心地よいと思える家づくりです。ちいさくてもゆたかに暮らすことのできる資産価値の高い住まいを提供していきます。

定例会の前に、今年5月にオープンした谷口工務店さんの大津モデルハウスを見学しました。こちらのモデルハウスは伊礼さんが設計されたもので、多くのハウスメーカーの展示場が並ぶ中でも一際目立っていました。
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谷口工務店さんの大津モデルハウスの見学後、i-works定例会の会場となる旧大津公会堂に移動しました。定例会は久しぶりのリアル開催ということもあり全国から多くの地域工務店・メーカーが集まりました。
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伊礼さんの報告では、伊礼さんが設計されたモデルハウスの説明をしていただきました。

i-works案件の見学はありませんでしたが、「上質な住宅空間、特に内部空間と外部の融合を学んでいただき、i-works の魅力を引上げて欲しい。」との伊礼さんの言葉がとても印象的でした。
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事例報告では、兵庫県加古川市の前川建設前川さんから現在建設中のi-works5.0モデルハウスについて説明していただきました。

このモデルハウスではデコスが屋根・壁採用されています。i-worksシリーズでは断熱材としてデコスが採用されていますが、前川さんに改めてご紹介していただきありがとうございました。
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谷口工務店谷口社長からは谷口工務店の展開をテーマに伊礼さんと出会う前、伊礼さんとの出会い、そして現在の取り組みをお話いただきました。

モデルハウスは、谷口工務店の理想とする住宅を拡げるための展開であるとのこと。モデルハウス、ショップ、youtube配信と社内システム構築などで集客は昨年度の倍、四半期で過去最高の売上であったこと。うまくいっていないこともお話され、非常に勉強となる講演でした。
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定例会の後、谷口工務店さんが手掛ける町家を改装したホテル講を見学しました。
内装・デザインや空間の使い方など参考になるものばかりでしたが、個人的には谷口社長のこだわりの椅子や照明がとても印象的でした。
実際に宿泊したi-worksメンバーの方に話を聞くととても快適でいい時間を過ごせたそうです。

その後の交流会でも谷口社長の話に皆さん聞き入ってましたので、私を含めてi-worksメンバーにとってとても有意義な1日となったと思いました。

2日目に続く(石松孝浩)


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デコスドライ工法の施工技術者への道

2022年7月12日|カテゴリー「そーれきくがわ
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本日のブログの内容はデコス山口工場でおこなっているデコスドライ工法初期施工研修について。
初期施工研修は、デコスドライ工法施工代理店に新しく加盟された時だけでなく、代理店に新しく入社された方にも下関まで来て研修を受けて頂いています。

今回参加されたのは宮崎県宮崎市の石田トーヨー住器(株)より2名。 

上の写真はJCA認定試験の様子。
 これに合格しないと追試、それでもダメなら認定は取得できません。
 技術者として断熱に関する基本的な知識をもっておくのは当たり前。

 ※初期施工研修とは,,,  デコスドライ工法施工代理店の認定資格をもった断熱施工技術者を新たに育成する研修
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続いて、断熱魂の講義の様子

デコスドライ工法の技術者になるには、断熱に関する知識・技術だけでなく心構えが肝心。
住宅の建築は施工者にとっては数ある工事の一つかもしれないが、お施主さんにとっては一生に一度の大事業。断熱材は家が完成したら見えなくなるからより重要です。
ここではお施主さんの夢を叶えるため、誇りをもって仕事することの大切さを学びます。


以下、断熱魂テキスト一部抜粋

デコスの断熱工事は、暖かくて、涼しくて、静かで何とも言えない居心地の良さを、お客様に提供している。ここに書ききれないほど多くのお客様に喜んでいただき、お施主様の暮らしに大いに役立っている。しかし、そのためには、知識と技術と誇りを持って、セルロースファイバーを完璧な形で施工をする技術者が必要だ。

完璧なものなど世の中には無いかもしれない。でも、少しでも完璧に近づけることはできる。デコスの施工技術者は断熱工事の専門家として、自分の知識と経験と誇りに照らし合わせて、お客様の要請に対し、時には言いにくい事を言ってでも、お施主様の快適な暮らしのために最大限答える。それがデコス断熱魂である。
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施工研修はデコス山口工場内にある研修所にてシートの張り方や吹込み方法など施工に関する基礎を学びます。
研修プログラムは全て作業標準を決めています。
その標準に到達するまで指導を行います。
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妥協なしの指導。

木造軸組みの住宅は柱の構造など複雑。
速さを優先にしてしまうと雑になります。それよりもまずは正確で確実な施工を目指すことが重要です。
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セルロースファイバーは適正な厚みで隙間なく充填されることで性能を発揮します。
しかしその吹込みは簡単そうに見えてとても難しい。

厚みが足らない個所があれば「これじゃあ沈降する可能性があるからやり直し」
充填しすぎて厚すぎる場合は「大工さんからボードが貼れないって言われるよ」
デコスにとって施工代理店はお客様、しかし施工指導する上で妥協はしません。
これが大切。
研修所での施工研修が終われば、終わり。ではありません。
実際に建築中の家で断熱工事をおこない、デコスの指導員がチェックします。
しっかりと施工ができて、試験に合格した人だけ技術者として認められます。

以上、デコスドライ工法初期施工研修の様子でした。
(賀村祐太)

和住宅様 デコスツアー!

2022年6月17日|カテゴリー「そーれきくがわ
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2022年6月16日㈭デコスツアーをおこないました!

香川県において自然素材あふれる木の家づくりをされている有限会社和住宅さん、香川デコス宮野社長と共に安成工務店展示場とデコス山口工場を見学する行程。


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安成工務店 山口支店「ネンリエ」にて、廣瀬東ブロック長より「安成工務店の営業戦略と実務」と題してご講演いただきました。

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造作家具や家づくりには参考になるところが多々あった様子。

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デコス山口工場では、岡川工場長に説明していただき見学しました!
セルロースファイバー断熱材の材料から製造方法まで全てお話します。

工場内に設置している、体感ハウスには感動された模様。
数値や理論は大切だけど、やっぱり体感いただくのが一番デコスの良さは伝わりますね(笑)
(賀村祐太)


JCA・デコスセミナー2022「続・脱炭素」

2022年6月14日|カテゴリー「そーれきくがわ
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2022年6月10日㈮、新聞紙をリサイクルしたセルロースファイバー断熱材メーカーの株式会社デコスは、JCA(日本セルロースファイバー断熱施工協会)と共に「続・脱炭素」をテーマとしたセミナーを開催しました!

「2050年カーボンニュートラル」に向け、「脱炭素政策」が本格的にスタート。
今回、東京大学大学院 前先生の最新講演「明るく楽しい脱炭素」をはじめ、この時代の要請により復活した「日本エコハウス大賞」主催の建築知識ビルダーズ・木藤編集長より「脱炭素時代の工務店像」についてご講演いただきました。
さらに、CSVレポート発行からの変化を踏まえ、安成工務店・安成社長を交えたトークセッションも。

厳しい建築業界、「明るく楽しい脱炭素」で生き残る策を提供したウェビナーとなりました。
「明るく楽しい脱炭素」

東京大学大学院 前真之准教授

講演①
東京大学大学院の准教授でJCAの顧問を務めて頂いている、前先生に「明るく楽しい脱炭素」と題してご講演いただきました。 コロナ禍・ウッドショック・ロシア軍によるウクライナ侵攻などによって、木材やエネルギー価格、電気料金、食品などさまざまなモノの値段が上がっている現状を踏まえ、脱炭素について解説。

「SDGs」「脱炭素」と聞けば大変で負担が大きいイメージを持たれる方は多い。しかしドイツでは高断熱の義務化により部材も低廉化、低所得者向けの公営住宅も断熱改修が普及しているとのこと。

また電気料金の高騰に伴い、家計を圧迫している現状と打開策を解説。
エネルギー価格の上昇と急激な円安によって、電気料金はますます値上がりすることが予測される。
一般の家庭は、それを受け入れざるを得ない。
しかし高断熱化を行うことでエアコンの使用を抑え、太陽光発電の設置によって創電することで、影響を小さくすることができる。
本当の脱炭素は生活を楽に楽しく、未来を明るくするもの。
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「脱炭素」は大手ハウスメーカーではなく、地域のエネルギーと建材で家を建てる、地元の工務店こそ進めるべきではないだろうか。
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講演②
建築知識ビルダーズ 木藤編集長に「脱炭素時代の工務店像」と題してご講演いただきました。

脱炭素時代と言っても、「建材価格の高騰で見積りで脱落するお客さんが続出」「インフレで生活費が圧迫され、住宅購買意欲の低下」「注文住宅は富裕層。一般消費者はリノベか建売か?」「コロナ融資の返済が始まって、それどころじゃない」というお声を聞くとのこと。

そこで木藤さんが提案されるのは、小さな家。
ここで注意するのは、「小さな家」=「狭い家」ではないこと。
いつもより10坪小さくつくり、建材価格の高騰で見積りで脱落しそうなお客さんに提案すること。

小さな家をつくる2つのコツとして、
コツ1 脱・平成間取り
コツ2 超・パッシブ性能
全国の地域工務店が建てた住宅を例に設計・性能のポイントを解説。
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小さな家はエネルギー消費も少ないとのこと。
脱炭素時代の家づくりとは、「温度」と「電気代」を考えることです。



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座談会 「脱炭素と建築業界とデコス」

ご講演頂いた、前先生、木藤編集長と安成工務店 安成社長の3名による座談会です。

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前先生は、「昨今のエネルギー価格の上昇と電力需要の拡大について、エネルギー危機だからこそ電力の自給率を上げるべきで、住宅の太陽光発電設置の普及はその意味でも大切。ただ太陽光発電も問題はある、しかしよりマシな選択と考えるべきだろう」と述べられました。
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安成社長はデコスの除湿躯体を紹介しつつ、湿度を低く抑えることは体感で大きく暑さの程度が変わってくる。デコスの家は防湿層のある家と比較して夏の湿度が10%低くなることが実験で明らかになったことを説明。
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前先生は、日本の家は「夏を旨にすべし」から「冬を旨にすべし」に変わった。そしてまた「夏を旨にすべし」に考えが一巡したとのこと。
これからも日本の夏は、高温化、高湿化、さらに災害の発生と厳しいものになるため、住宅は24時間冷房と屋根・壁の耐力性の強化が必要。高湿化に対しては、デコスの調湿性で解決できるのではないかとのことです


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今後も皆様に役立つセミナーを開催します。宜しくお願いいたします。
(賀村祐太)


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